会議や商談、取材の音声をAIが自動で文字起こし・要約してくれる「AIボイスレコーダー」。なかでも人気を集めているのが、Nottaの「Notta Memo」とPLAUDの「Plaud Note Pro」です。
どちらもカード型の薄型ボディに高性能マイクとAI機能を詰め込んだ製品ですが、細かな仕様やサービスの方向性にはしっかりとした違いがあります。この記事では、両製品の特徴と最新情報を整理したうえで、比較表を交えながらわかりやすく解説していきます。
Notta Memoとはどんな製品か
Notta Memoは、AI文字起こしサービス「Notta」を手がける企業が開発した、クレジットカードサイズのAIボイスレコーダーです。厚さ3.5mm、重さ28gという非常に軽い本体に、4つのMEMSマイクと骨伝導マイクを合わせた計5基のマイクを搭載しており、対面での会議はもちろん、骨伝導マイクを活かした通話録音にも強いのが特徴です。
物理スイッチで「会議」モードと「通話」モードを簡単に切り替えられるほか、オフライン環境でも本体に録音データを保存でき、オンラインに復帰したタイミングで自動的にスマートフォンへ同期されます。内蔵ストレージは32GBで、約144時間分の音声を保存可能。連続録音時間は約30時間、待機時なら最大28日間持続します。
文字起こし精度は98.86%を公称しており、58言語に対応。話者識別機能によって複数人の発言を自動で聞き分けられるため、議事録作成の手間を大きく減らせます。録音後は、AIチャット機能「Notta Brain」を使って内容について質問形式で深掘りすることも可能です。
また、2026年にはUSB Type-C充電・有線データ転送に対応した「Notta Memo Type-C」モデルも登場しました。PCに直接ケーブルで接続してデータを同期できるため、スマートフォンの持ち込みが制限されるオフィスや金融機関などでも活用しやすくなっています。
料金プランと購入時のメリット
Notta Memo本体を購入すると、専用の「スタータープラン」が永続的に付与されるのが大きな特徴です。このプランでは、月300分までの文字起こしと、月100回までのAI要約が無料で利用できます。通常の無料プラン(文字起こし月120分・AI要約月10回)と比べると、明らかに手厚い内容になっています。
本体価格は、通常モデルが定価23,500円、Type-Cモデルが定価25,500円(いずれも税込)です。公式サイトやAmazonでは頻繁にクーポンやセールが実施されており、2026年7月7日から始まったAmazonプライムデーでもType-Cモデルが値引き対象になっています。
Plaud Note Proとはどんな製品か

Plaud Note Proは、PLAUDのAIボイスレコーダーシリーズにおけるフラッグシップモデルです。厚さ2.99mm、重さ30gという極薄ボディに、4つのMEMSマイクとVPUマイクを搭載し、AI指向性収音技術によって最大5m先の声までクリアに録音できるのが強みです。一般的なボイスレコーダーの収音距離が2〜3m程度であることを考えると、広い会議室でも安心して使える仕様といえます。
Plaud Note Proならではの特徴として、状態がひと目でわかる高精細ディスプレイの搭載、通話と対面の会話を自動で見分ける「スマートデュアルモード録音」、そして重要な瞬間をボタン操作で即座にハイライトできる機能が挙げられます。ハイライトを付けた箇所はAIが要点として認識するため、あとから振り返る際の効率が上がります。また、テキスト入力の内容もAI要約に反映される「マルチモーダル入力」に対応しており、音声だけでなく手元のメモも組み合わせた要約作りが可能です。
連続録音時間は、音声強化モードで最大30時間、長時間駆動モードでは最大50時間まで伸びます。対応言語は112ヶ国語と幅広く、海外との会議や商談が多い人にも向いています。

料金プランと購入時のメリット
Plaud Note Proの本体価格は定価30,800円(税込)で、購入特典として文字起こし月300分分が付属します。サブスクプランはStarter(無料・月300分)、Pro(年額16,800円・月1,200分)、Unlimited(年額40,000円・無制限)の3種類が用意されており、利用量に応じて選べる仕組みです。
公式サイトでは季節ごとにセールが行われており、2026年7月7日からの「BIG SUMMER SALE」でも最大28%オフになるなど、セールのタイミングを狙えばよりお得に購入できます。
比較表でわかる両製品の違い
| 項目 | Notta Memo | Plaud Note Pro |
| 本体価格(定価) | 通常版23,500円/Type-C版25,500円 | 30,800円 |
| 厚さ・重さ | 3.5mm・28g | 2.99mm・30g |
| マイク構成 | MEMSマイク4基+骨伝導マイク | MEMSマイク4基+VPUマイク |
| 収音距離の目安 | 近距離〜通話音声に強い | 最大5m |
| ディスプレイ | 小型ディスプレイ(録音状態・バッテリー表示) | 高精細ディスプレイ搭載 |
| 連続録音時間 | 約30時間 | 最大30時間(長時間モードで最大50時間) |
| ストレージ | 32GB(約144時間分) | 64GB |
| 文字起こし精度 | 98.86% | 公式による高精度AI要約(多次元要約) |
| 対応言語 | 58言語 | 112ヶ国語 |
| 通話録音モード | 物理スイッチで手動切替 | 自動でデュアルモード切替 |
| PC連携 | Type-CモデルでUSB有線転送に対応 | アプリ経由でのクラウド同期が中心 |
| 独自機能 | AIチャット「Notta Brain」、外部ツール連携(Notion・ Zapier・Salesforce・Teamsなど) | ハイライト記録、マルチモーダル入力 |
| 購入特典プラン | 月300分文字起こし+AI要約月100回が永続 | 月300分文字起こし(Starterプラン) |
| 上位プラン | プレミアム・ビジネスプランあり | Pro(年16,800円)・Unlimited(年40,000円) |
| セキュリティ認証 | ISO/IEC 27001、SOC2 Type1・Type2 | 公式情報を要確認 |
※価格・仕様は2026年7月時点の情報です。セールやクーポンにより実売価格は変動するため、購入前に公式サイトでの最新情報をご確認ください。
どちらを選ぶべき?用途別のおすすめ
電話・通話での商談が多い方
骨伝導マイクによる通話録音に強みを持つNotta Memoがおすすめです。スマホの背面にMagSafeで装着するだけで、相手の声も自分の声もクリアに記録できます。
広い会議室での打ち合わせが多い方
最大5mまで収音できるPlaud Note Proが有利です。大人数の会議室でも、離れた場所の発言まで拾いやすい設計になっています。
すでにNottaを使い慣れている方
Notta Memoなら、これまで使っていたNottaアプリやWeb版の環境をそのまま活用できます。議事録テンプレートやAIチャット「Notta Brain」との連携もスムーズです。
スマホ持ち込み不可のオフィスで使いたい方
Notta Memo Type-CモデルはPCと直接ケーブルで接続できるため、スマートフォンを介さずにデータを転送・処理したい方に向いています。
海外との会議や商談が多い方
112ヶ国語に対応するPlaud Note Proのほうが、対応言語の幅広さで優位です。
まとめ
Notta MemoとPlaud Note Proは、どちらも「録音してAIが自動で文字起こし・要約する」という基本コンセプトは共通していますが、通話録音への強さを打ち出すNotta Memoと、収音距離やディスプレイの視認性を重視するPlaud Note Proとでは、細部の作り込みの方向性が異なります。
すでにNottaのサービスを利用している方や通話録音を重視する方はNotta Memo、広い会議室での利用や多言語対応、ハイライト機能を重視する方はPlaud Note Proが向いていると言えるでしょう。ちょうど2026年7月はどちらの製品もセール時期と重なっているため、購入を検討している方にとっては比較検討のよいタイミングかもしれません。ぜひ自分の使い方に合った一台を選んでみてください。














