動画生成AI「Sora」がサービス終了。乗り換え先はどうする?

OpenAIが動画生成AI「Sora(ソラ)」の提供終了を発表したという衝撃的なニュースが入ってきました。突然の発表に、驚きとともに「これからどうしようかな?どうやって動画作ろうかな?」と思っている人は少なくないはず。

そこで今回は、Sora終了の背景と、スムーズに次のツールへ移行するための代替サービス比較をブログ形式でまとめました。

Sora終了の背景

昨年、ディズニーとの大規模提携などで話題をさらったばかりなのに、今回突然すぎる退場劇ですが、私たちが次に選ぶべき「ポストSora」はどのツールなのか、属人的ですが解説します。

なぜSoraは終了するのか?

公式な理由は明言されていませんが、業界内では以下の要因が指摘されています。個人使用が大半と言われているので、マネタイズという側面が強そうな気がしますね。あと、ウォール・ストリート・ジャーナルは「大々的にリリースしたものの、その後、注目されなくなった」というコメントが出ています。

  • 膨大な計算コスト: 1日あたり1,500万ドル(約23億円)とも言われる運用費が経営を圧迫。
  • 著作権と権利問題: ディズニーとの提携白紙や、AI生成物による権利侵害への懸念。
  • 戦略の転換: 消費者向けアプリから、企業向けの「スーパーアプリ」や高度な研究開発へリソースを集中させるため。

乗り換えにおすすめの代替ツール3選

Soraが使えなくなっても、動画生成AIの進化は止まることはありません。そこで、用途に合わせて、以下の3つが有力な乗り換え候補になるのではないかと思います。

ツール名強み・特徴Soraと比較したメリット
Luma Dream Machine (Veo 3.1)圧倒的なリアリティと音声付きで生成Soraにはなかった「音」の同時生成が可能。
Runway Gen-3 Alphaプロ向けの高度な制御機能カメラワークや演出を細かく指定できる。
Kling 3.0圧倒的なコストパフォーマンス低価格ながら4K品質の動画が生成可能。

1. 映像美と音を求めるなら「Luma Dream Machine」

Googleの技術(Veo)をベースにしたモデルは、現在最もSoraに近い、映画のような質感を持っています。特筆すべきは、動画に合わせた環境音やBGMを同時に生成できる点です。Googleアカウントがあれば無料で5秒の高品質な動画(約5秒)を毎月30本程度生成できます。主な機能としては以下の通り。

動画生成

  • テキストや静止画から動画を生成できます。
  • 自然な動きや映画のようなカメラワークを再現した動画を作成できます。

高画質出力

  • 4K Ultra HD解像度の動画を生成可能です。
  • Ray3モデルによるHDR(High Dynamic Range)出力にも対応しています。

使いやすさ

  • 専門的なスキルは不要で、創造性だけで動画を作成できます。
  • 直感的なインターフェースで、アイデア出しから動画作成までを一貫して行えます。

機能の追加

  • 動画の延長、インビデオ編集、発見機能などが今後追加される予定です。

創造支援ツール

  • アイデア出しを支援する「Brainstorm」機能があります。
  • キャラクターの一貫性を保つ「Character Reference」機能も利用できます。
  • キーフレームを設定して動画の切り替わりを作成する機能もあります。

2. 演出にこだわりたいなら「Runway」

映像制作の現場で最も支持されているのがRunwayです。モーションブラシなど、動画内の特定の動きを直感的に指示できる機能が充実しており、Soraよりも思い通りに動かす能力に長けています。主な機能としては以下の通り。

  • テキストから動画: テキスト入力からAIが映像を生成。
  • 画像から動画: 静止画を基にAIが動的な映像を作成。
  • モーションブラシ: ブラシで指定した部分を動かし、静止画を動的に変化。
  • 高画質出力: 4K解像度での動画出力に対応。

3. コスパと手軽さ重視なら「Kling」

「もっと安く、たくさん作りたい」という方にはKlingが最適です。Sora 1.0相当の品質を維持しつつ、生成速度が非常に速いため、SNS投稿用の素材作りなどに向いています。主な機能としては以下の通り。

高精度な動画生成

  • 3D VAEネットワーク や拡散トランスフォーマー といった最新技術を搭載しています。
  • リアルな動きや物理表現で、フィクションも破綻なく表現できます。

動画の長さと品質

  • 短尺(5秒・10秒)の動画生成が中心で、必要に応じて尺を伸ばせます。
  • 最大3分の動画を1080pの高解像度、30fpsで生成可能です。

豊富な機能

  • Elements機能で細かな設定ができ、目的に合わせた動画を作成できます。
  • 「Camera Movement」機能でカメラワークを調整し、より理想に近い動画を生成できます。

静止画生成も可能

  • 高品質な静止画も生成でき、製品デザインの試作などに活用できます。

移行時に注意すべきこと

Soraのマイページにある作品やデータは、おそらく近日中にダウンロードができなくなるのではないかと思います。

  • データのバックアップ: 公式から詳細な保存期限が発表される前に、作成した動画は早めにローカルに保存しておきましょう。
  • プロンプトの保存: Soraで上手くいったプロンプトは、他のツールでも応用が利くためメモしておきましょう。

過去のクラウドサービス(ASPも含む)でも同様でしたが、AIも日進月歩です。突然サービス終わったり、栄枯盛衰みたいなことは今後あるかもしれません。これを機に、ご自身のスタイルに最も合うツールを見つけてみてください!

ABOUT US
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アイ・セプトの社長
株式会社プロトクリエイティブ(現 株式会社プロトコーポレーション)で、 各種メディアをアートディレクターとしてプロデュース。のちに、お客様の一番近くで仕事をしたいと考え、転職して営業職にジョブチェンジ。
株式会社ウェブ・ワークス(現 トランスコスモス株式会社)では、新事業の草分けとしてプロジェクトマネージャーとなり、のちに東海圏と関西圏のエリアマネージャー、福岡・札幌圏のアドバイザーを担う。そのほか、人事制度の策定や事業再生にも従事。

2009年7月7日『株式会社アイ・セプト』を設立、代表取締役社長に就任。2019年には北海道上川郡下川町にオフィス、2024年には秋田県秋田市に秋田オフィスを開設し、地域課題の解決に向けて精力的に活動中。
GUGA認定 生成AIパスポート 有資格者。
趣味はマラソン、釣り、ライブ観戦など。