本当は「検索」じゃなくて「相談」がしたい
グーグル検索って、「キーワードを打つ → 10個くらいリンクが出てくる → 自分で読み比べる」という世界ですよね。でもAIに聞く人の多くは、ホンネではこう思っています。
- 「とりあえず答えを1つにまとめてほしい」
- 「自分の状況に合わせて整理してほしい」
- 「“調べる”というより“相談したい”」
つまり、情報よりも解釈と整理が欲しいんです。グーグルは情報の山を出してくれるツール。AIは「その山を一緒に片付けてくれる人」に近い存在なのではないでしょうか。
ググるの、ちょっと疲れてきた???
「ググるの疲れた……」というボヤき、増えてます。
- 広告が多くて、どこから読めばいいのか分からない
- まとめサイトやSEO対策だらけで、読みやすいけど中身が薄いこともある
- クリックして、閉じて、また別のサイト開いての繰り返し
この疲労感から解放してくれるのがAI。
- 「良さそうな情報を1つにまとめて」
- 「初心者にもわかるように言い換えて」
- 「メリット・デメリットだけ抽出して」
こういう整理を一瞬でやってくれるから、「とりあえず最初にAIで全体像をつかんでから、必要なときだけググる」というスタイルに切り替えている人が多くなっているのだと思います。
「自分専用」にしてくれる心地よさ
これ、あるあるだと思います。AI側に寄っていく一番の理由はこれかもしれません。
- 「40代初心者向けに説明して」
- 「経営者目線で整理して」
- 「中学生でもわかるようにして」
- 「忙しいから3行でまとめて」
グーグル検索は、基本的に全人類向けの結果です。でもAIは、いまの自分仕様にチューニングしてくれるわけです。ホンネとしてはおそらく
「“私のことを知ってる説明”をしてくれる相手のほうが、そりゃ楽だよね」
という感覚にかなり近いような気がします。私もそんな感じです。
「考え方」まで欲しくなっている
グーグルで探すのは、
- 「店舗情報」
- 「商品のスペック」
- 「公式情報」
などの正解が決まってるものが得意分野。でもAIに聞いてる内容って、こういうものが多いはずです。
- 「この企画、どこが微妙なのか一緒に考えて」
- 「この文章、相手に伝わるように直して」
- 「この条件なら、どのパターンが良さそう?」
- 「まず何から手をつければいい?」
つまり、“正解探し”から“考え方のヒント探し”にニーズが移っていると思います。ホンネとしてはおそらく
「正しいURLを教えてほしいんじゃなくて、“どう動けばいいか”を一緒に考えてほしい」
ということなんじゃないかと思います。
「とりあえず聞いてみる相手」が欲しい
ちょっとメンタル寄りのホンネもありますよね。AIが話し相手でランチを取っている人いるくらいですから。
- 職場で気軽に聞ける人がいない
- 部下や同僚には「知らない」と言いづらい
- 家族にこの話しても、たぶん伝わらない
そんなときに、
「とりあえずAIに投げてみるか」
という“心のクッション”みたいな感じで使っているのではないかと思います。
- 24時間いつでも
- どんなレベルの質問でもバカにしない
- 何回聞き直しても怒らない
この、安心して聞ける相手感は、検索エンジンにはない要素ですから、話し相手ができて嬉しい人がいてもおかしくはないかなと思います。
それでも、みんな不安は感じてる
とはいえ、AIに寄っている人たちも、心のどこかでこう思っているはず。
- 「これ、本当に正しい情報なのかな?」
- 「最新情報はググった方がいいよね?」
- 「数字とか法律とかは自分でも確認しないとまずいよな…」
つまり、全部任せるのは怖いけど、使うとめちゃくちゃ便利という、ちょっとグレーな感情を抱えながら使ってる人も多いと思うんです。なので現実的には、
- アイデア出し・整理・要約 → AI
- 公式情報・最新ニュース・正確な数字 → Googleや公式サイト
という使い分けがかなり多いのが現実のようです。
グーグル検索はオワコンではない
「最近はグーグル検索よりAIで検索してるよ」という言葉の裏には、
- 「検索のやり方を変えたい」
- 「自分の頭の使い方をラクにしたい」
- 「“情報”じゃなくて“解釈と判断”を手伝ってほしい」
というニーズが隠れています。決して、「グーグルはいらない」「検索エンジン終了」と言いたいわけではなくて、情報はGoogle、思考の相棒はAI、そのバランスがだんだん変わりつつあるのだと思います。
「最近はグーグル検索よりもAIで検索してるよ」と言う人のホンネを一言でまとめると、“情報を探したい”より“考えるのを手伝ってほしい”が勝ってきたということだと思います。情報の海(荒波?)を泳ぐのに疲れてきたとか、自分“仕様”で整理して欲しいとか、すぐに相談できる相手が欲しい・・そんなニーズがちょうどAIと相性が良かった…という感じですかね。












