久米宏さんが教えてくれた「伝える熱量」

写真はイメージです(久米宏さんではありません)

先日、音楽番組の司会やテレビ朝日「ニュースステーション」のキャスターとして一時代を築かれた久米宏さんの訃報に接し、深い悲しみとともに、一つの時代の終わりを感じずにはいられませんでした。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

久米さんといえば、やはり「ニュースステーション」での姿が目に焼き付いています。特に、2004年の最終回でビールを美味しそうにグイッと飲み干したあのシーン。そして、最期まで大好きなサイダーを飲んで旅立たれたというエピソード。いかにも久米さんらしい、人間味あふれる最期だったと感じます。

ニュースを伝える立場でありながら、自身の感情や人間くささを隠さないそのスタイルは、多くの視聴者を惹きつけました。私自身も、久米さんのフィルターを通して語られる言葉だからこそ、ニュースを自分事として捉えられていたように思います。(ちなみに「ザ・ベストテン」も好きでした♪)

AIキャスターに人間味は宿るのか?

翻って現代。テクノロジーの進化は目覚ましく、AIがニュース原稿を読む「AIキャスター」も登場し始めています。正確無比なアナウンス、24時間稼働できる効率性。確かに素晴らしい技術です。

しかし、久米さんの訃報に触れ、改めて考えさせられました。AIキャスターに、あの人間味ある『伝える力』は宿るのだろうか?と。

AIアナウンサーと言っても、実際は人間そっくりなんですが、単純にどっちが見てて楽しめるかなんですよね

さて、皆さんのビジネスの現場でも、似たような悩みはありませんか? DX推進や業務効率化、AI活用……言葉は踊るのですが、デジタル化を進めれば進めるほど、顧客との心の距離が離れてしまうのではないか、熱量が伝わらなくなるのではないか、という漠然とした悩みです。

きれいなWebサイトだけでは、心は動かない

Webサイトやデジタルマーケティングの世界も全く同じです。AIを使えば、それらしい文章やきれいなデザインは短時間で作れるようになりました。しかし、それだけで顧客の心が動き、問い合わせや採用につながるでしょうか? 答えはNoです。

久米さんが支持されたのは、単にニュースを正確に読み上げていたからではありません。そこに、彼自身の視点、感情、そして視聴者への熱量があったからです。

ビジネスにおいても、情報が氾濫する現代だからこそ、ただ情報を並べただけのWebサイトは埋没します。AIで効率化を追求するあまり、「誰に、何を、どんな想いで伝えたいのか」という本質を見失っては本末転倒です。戦略のないデジタル化は、企業の顔を無機質なものにしてしまう危険性すらあるのです。

熱量を戦略に変える

私は、AIや最新テクノロジーを否定する立場ではありません。むしろ、積極的に活用すべき強力な武器だと考えています。重要なのは、その武器を誰が、何のために使うかです。

まず皆様のビジネスの根幹にある「想い」や「熱量」を言語化することから始めましょう。経営者様のビジョン、現場担当者様のこだわり、製品やサービスに込められた開発ストーリー。それらは、AIには決して生み出せない、御社だけの独自の価値です。

その人間味ある独自の価値を、誰に届けるべきか、どのように伝えるのが効果的か、そして最新の技術を使ってどう表現するか。これらを一気通貫で設計するのが私の役割です。

AI時代だからこそ、テクノロジーと人間味を融合させ、御社の熱量が顧客の心に届くWeb戦略を構築しませんか?

伝えることの本質

久米宏さんのご冥福をお祈りしつつ、彼が遺してくれた「伝えることの本質」を、私たちはビジネスの世界で引き継いでいく必要があるのではないかと、個人的に思っています。だからこそ人に選ばれ、社会に役立っていくのだと思うのです。

自社のWeb戦略に熱量が足りないと感じたら、ぜひアイ・セプトにご相談ください。

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アイ・セプトの社長
株式会社プロトクリエイティブ(現 株式会社プロトコーポレーション)で、 各種メディアをアートディレクターとしてプロデュース。のちに、お客様の一番近くで仕事をしたいと考え、転職して営業職にジョブチェンジ。
株式会社ウェブ・ワークス(現 トランスコスモス株式会社)では、新事業の草分けとしてプロジェクトマネージャーとなり、のちに東海圏と関西圏のエリアマネージャー、福岡・札幌圏のアドバイザーを担う。そのほか、人事制度の策定や事業再生にも従事。

2009年7月7日『株式会社アイ・セプト』を設立、代表取締役社長に就任。2019年には北海道上川郡下川町にオフィス、2024年には秋田県秋田市に秋田オフィスを開設し、地域課題の解決に向けて精力的に活動中。
GUGA認定 生成AIパスポート 有資格者。
趣味はマラソン、釣り、ライブ観戦など。