BrightEdge社がGoogle検索約3億件を分析し、AI OverviewがFacebook、Instagram、TikTokをどのような質問で引用しているかを調査しています。分析では、AIがすべてのSNSを同じように扱っているわけではなく、なんと、質問内容によって参照するSNSが異なる傾向が確認されているそうです。
AIOでは重要
これまで、
自社Webサイト+外部メディア
を中心に対応すれば良いと考えてきましたが、
自社Webサイト+第三者サイト+SNS
まで含めて、AIがブランドについて取得できる情報をそろえていく必要があることがわかりました。つまりInstagramやFacebookなどでの情報発信も、SNS内のフォロワー獲得だけでなく、AIが企業・店舗・商品を理解する情報源になり得ることが大規模分析から確認されたのです。
いったいどこまでの情報が、信頼ある情報源なのか?ということにもなるので、AIで収集した情報は、人の目がますます重要になるということになります。
だからといってSNSだけでよいわけではない
以前、Steady DemandがおこなったGeminiのローカル検索14,472引用の調査(引用元:https://www.steadydemand.com/ai-citation-ledger/)では、引用元の約60%が企業・店舗“自身”のWebサイトという結果が出ているのですが、今回の約3億検索分析ではSNS引用も確認されているわけです。したがって現在確認できるデータを合わせると、
公式Webサイト=企業自身が管理する一次情報
SNS=最新情報・体験・ビジュアル・第三者との接点
口コミ・第三者サイト=外部評価
という複数の情報源をAIが参照するということになりますので、AIOをWebサイト内部だけの施策に限定しないほうが良いということになります。
では、何を発信すればよいのか
AIが企業(店舗)や事業を理解するためには、何を提供しているのか、どの地域で営業しているのか、どのような商品・サービスがあるのか、他社との違いは何か、最近どのような活動をしているのかなとといった情報が必要です。

例えば、公式Webサイトではサービス内容や会社概要を詳しく掲載し、Instagramでは商品写真や利用シーン、Facebookではイベントや企業活動を伝える。このように複数の場所に情報があることで、AIが企業を理解する材料も増えていきます。
情報の「一致」も重要
一方で、WebサイトとSNSの情報がバラバラになっていないかにも注意が必要です。
WebサイトとFacebookで営業時間が違う、Instagramに古い住所が残っている、といった状態では、人にもAIにも正しい情報が伝わりにくくなります。そのためAIO対策では、コンテンツを増やすだけでなく、Webサイト、SNS、Googleビジネスプロフィール、外部サイトなどの基本情報をそろえることも重要になってきます。
SEOからブランド情報管理へ
これまでのSEOでは「どのキーワードで上位表示するか」が中心でした。しかしAI検索では、AIが自社について、どのような情報を取得できる状態になっているかまで考える必要があります。
公式Webサイトで正確な一次情報を出し、SNSで最新情報や活動を伝え、口コミや第三者サイトで外部評価が蓄積される。つまりAI検索対策は、自社サイトだけのSEOではなく、インターネット上に存在する企業情報全体を整えていく取り組みに近づいています。
今後は「SEO記事を何本作るか」だけではなく、AIで自社を検索したとき、どのような情報が出てくるのかを確認することも重要になりそうです。
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