今夜はクリスマスイブ。2025年も残すところあとわずかとなりました。今年のデジタルマーケティングを振り返ると、昨年までのAIへの期待が実用化へと一気に加速した一年だったのではないでしょうか。今回は、2025年の国内マーケティングを象徴する3つの大きなトピックをピックアップし、これからの戦略のヒントを探ります。
答えるだけのAIから動くAIへ
2024年までは生成AIに「文章を書いてもらう」ことが主流でしたが、2025年はAIエージェントがマーケティングの主役に躍り出ました。今年はまさにAIエージェント元年だったと思います。
- 何が変わったのか?: AIが単に質問に答えるだけでなく、ユーザーの過去のデータに基づいて、例えば旅行だったら、予約や購入、プラン作成などの実行を代行できるようになりました。
- 国内での動き: 旅行で例えると、大手ECサイトや旅行予約サイトでは、専属のコンシェルジュのようなAIが、ユーザーの曖昧な要望から最適な商品を絞り込み、決済までをシームレスにサポートする事例が急増しました。
【マーケターへの示唆】 これからは検索結果にどう表示されるかだけでなく、AIエージェントに選ばれるデータ構造になっているか?という、新しいSEO(AIO)の視点が不可欠となりました。
AI疲れの反動
AI生成コンテンツがネット上に溢れかえった2025年、私たち消費者が求めたのは「加工されていない真実」でした。つまり、見るものがAIばかりで疲れてしまった(飽きてしまった)感じ、とでも言いましょうか・・。
- 何が変わったのか?: 完璧すぎるAI広告よりも、一般ユーザーがスマホで撮影した、少し不格好なレビュー動画の方が、圧倒的に高いコンバージョンを生む傾向が顕著になりました。みなさんも、「あ、これAIだよね?」って思って冷めてしまうことって多くなかったですか?消費者は本物探しに動き出したわけです。
- 「信頼」再び: AIを使っているか否かを明示する透明性や、環境・社会に対する誠実な姿勢が、これまで以上に購入・利用や信頼・信用などの決定要因となっています。
【マーケターへの示唆】 効率化のためにAIを使いつつも、最終的な接点では人間臭さや体温を感じさせるストーリーを設計することが、ブランドロイヤリティを高める鍵となったのは、言うまでもありません。やっぱり最終的には熱量が大事ではないかと。
2026年に向けて
2025年のデジタルマーケティングは、テクノロジーが黒子となり、より人間に寄り添う形へと、ある意味で進化したように感じます。AIエージェントが効率を担い、人間が信頼と体験を担う——この役割分担を明確にできる企業が想いを乗せ、自らの価値を高めていくのではないかと思います。
2024年は生成AI元年、2025年はAIエージェント元年でした。さて2026年は何元年になるのでしょうね?毎日のように進化するAI、楽しみではあるのですが、スピードの速さに追いつくのが大変です(苦笑)














