2026年に入って、去年の空気感を一番素直に思い出せるものの一つが“検索”だと思っています。Googleが発表した「2025年の検索ランキング」を手がかりに、何が人の関心を動かし、仕事や発信にどう活かせるかを整理してみます。
2025年 Google 検索ランキング
Googleは2025年12月4日に「2025年 Google 検索ランキング」を発表しました。ポイントは、これは“いちばん検索された言葉”ではなく、前年と比べて検索が急に増えた言葉(急上昇)だということ。調査対象期間も2025年1月1日〜11月20日と明記されています。 blog.google
実際の「総合 急上昇ランキング」は、人物名やスポーツ、エンタメが混ざった“その年らしさ”が出ています。上位には、たとえば以下のような言葉が並びます(ここでは一部だけ)。 Google Trends
- 1位:中居正広
- 2位:遠野なぎこ
- 3位:高市早苗
- 5位:ドジャース 対 ブルー ジェイズ
- 6位:モンスターハンターワイルズ
また2025年は、リアルイベントがネットの関心を大きく動かした年でもあります。たとえば「大阪・関西万博」は4月〜10月に開催され、来場者が2,500万人以上と紹介されています。 blog.google
さらに「万博パビリオン」と一緒に検索された言葉のランキングも公開され、クウェートやイタリアなどが上位でした。 blog.google+1
検索ランキング=世の中の気分の変化
ここからは「検索ランキング=世の中の気分の変化」として、仕事や生活への影響を考えてみます。
1)話題になった瞬間が一番強い
急上昇というのは、裏を返すと「みんなが同じタイミングで気になった」ということです。
つまり、発信側(企業も個人も)は、
- 何が起きたか(ニュース・出来事)
- それで何が不安/疑問になったか
- 次に何をしたいのか(買う?行く?比較する?)
この3点を、早めに分かりやすく出せると強いです。検索は気持ちの温度が高いほど、行動を起こすからです。
2)リアルの体験は、ネットで増幅する
万博の例が分かりやすいんですが、現地で見たものを帰り道に調べたり、行く前に比較したりしますよね。イベント自体の盛り上がりが、検索で二次・三次に広がるわけです。 blog.google+1
これは観光・飲食・小売・自治体の情報発信でも同じで、現地で困るポイント(混雑、回り方、持ち物、予約、料金)を先回りして出すだけで、体験の満足度が上がります。
3)地域ごとの“気になる”は意外と違う
都道府県別の急上昇も公開されていて、災害や生活に直結するテーマが上位に入っている地域もあります。 Web担当者Forum
ここはデジタルマーケティングの話になりますが、全国一律の発信だけだと拾えない需要があります。小さくても「地域名+困りごと」みたいな情報は、ちゃんとした価値があります。
数年ずっと感じていること
私は会社を経営しながら、企業の発信(Webサイトや記事、SNSなど)を見ていて、ここ数年ずっと感じていることがあります。
それは「検索される=宣伝が上手い」ではなく、誰かの不安や好奇心の言語化に成功しているということです。
2025年のランキングを見ていても、結局は
- いま起きていることを理解したい
- 次にどう動けばいいか知りたい
- みんなが何を見ているか把握したい
この気持ちが強いんですよね。 blog.google+1
なので2026年の発信は、私は「バズを追う」よりも、次の3つをおすすめします。
- 最初の1ページを作る:初心者向けに、用語ゼロで説明するページ
- 更新し続ける:出来事の続報や変更点を追記して、情報を育てる
- 地域・現場に寄せる:同じテーマでも「自社・自分の範囲で何が起きるか」を書く
検索は正直で、背伸びした言葉よりも困っている人に届く言葉が残る傾向にあります。2025年の検索の動きは、その当たり前をもう一度教えてくれた気がしています。 blog.google
2025年の検索急上昇は、その年の関心の“うねり”そのものだと思います。2026年は、話題を追うだけでなく、疑問に答える発信を積み重ねるのが近道だと考えますが、みなさんはいかがでしょうか。












