私たちがAIを活用する仕事の風景は劇的に変わりつつあります。 少し前までは「ChatGPTにメールのドラフトを書いてもらう」などというのが最先端でしたが、今はもうそんな段階ではありません。
今、話題の中心はAIアシスタントからAIエージェントへ。 単に答えてくれる存在から、勝手に動いて成果を出す存在へと進化していく彼らを、世の中はどこまで使いこなしているのでしょうか?
相談相手から自律する部下へ
2025年までは、AIに「〇〇について教えて」と聞く「プロンプト入力」が主流でした。しかし、2026年の現在は「目的(ゴール)」だけを伝えて、プロセスを丸投げするスタイルが浸透しています。
例えば、こんな使い方が当たり前になりつつあります。
- 営業担当Aさんの場合: 「来週の商談準備をしておいて!」と一言。AIエージェントが顧客の最新ニュースを調べ、過去のメール履歴を解析し、最適な提案スライドの構成案を勝手に作成。さらに、社内の在庫システムと連携して納期回答の裏取りまで完了させます。
- バックオフィスの場合: 経費精算や日程調整は、人間が介在しない完全自動化の領域に。AIが領収書を読み取り、規定違反がないかチェックし、承認者に通知。不備があれば本人に修正を促すところまで自律的に行います。
AIエージェント実装の衝撃的な数字
最近の調査によると、なんと2026年までに企業の約82%がAIエージェントを業務に組み込むと予測されています。もはや便利ツールではなく、インフラ(基盤)です。特に以下の3つの分野では、驚くべき効率化が進んでいると言われています。
| 分野 | 2026年の活用実態 |
| カスタマーサポート | 一次対応の9割をAIが完結。返品手続きやアカウント設定変更もAPI連携で代行。 |
| 採用・人事 | AI面接官が候補者と対話し、評価レポートを自動作成。日程調整から内定通知まで自動化。 |
| マーケティング | 市場調査から競合分析、SNS投稿用の画像・動画生成、効果測定まで一気通貫。 |
私たちの役割は「指示」から「設計」へ
「AIに仕事が奪われる」という不安を耳にすることもありますが、現場のリアルは少し違います。
今の優秀なビジネスパーソンは、「AIエージェントをどう働かせるか?」という「委任の設計」に注力しています。 「何をやらせるか」「どこまで権限を与えるか」「最終チェックをどうするか」という、いわば「AIのマネージャー」としてのスキルが最も求められる時代になったのです。
結局、どこまで使えば正解?
結論から言えば、人間しかできない判断以外のすべてをAIエージェントに投げ始めていくのが、2026年以降の使い方になっているのではないでしょうか。日進月歩なので何とも言えませんが、だいたいこんなところだと思います。
- ステップ1: 定型的な作業をエージェントに任せる(メール、集計など)
- ステップ2: 複数のツールをまたぐ工程を任せる(調査→要約→資料化)
- ステップ3: AI同士を連携させ、自分は承認(判断)だけに専念する
まとめ
「AIエージェント、どこまで使ってる?」という問いへの答えは、「自分の仕事の『プロセス』をどれだけ手放せたか」に集約されていくと思います。
言うなれば、私たちが下積みをする必要がなくなり、それで空いた時間を、あなたはもっとクリエイティブなこと、あるいは大切な人と過ごす時間に使えたほうが良いですよね。もし、 まだチャットで止まっているなら、そろそろ丸投げの快感(?)を味わってみるタイミングかもしれません。
次回は、非エンジニアでも使える最強AIエージェントツールについて書いてみようと思います。あくまで私がちょこちょこと触っている限りですけど(苦笑)












