『アニマルアラート インサイト』をリリース

今回は手前味噌で恐縮ですが、弊社の新しいサービスについて書きます。

昨日、質的データに基づくクマ(ツキノワグマ、ヒグマ)の行動変容の考察と対策を立てるサービスモデル『アニマルアラート インサイト』をリリースしました。このサービスモデルは、過去のクマの出没情報や出没傾向、行動様式、ドングリなどの豊凶傾向、気象要因、植生、土地、各自治体が計画する対策の方向性などを照合して詳細に考察し、対策をレポーティングするものです。

『アニマルアラート インサイト』のベースとなるアニマルアラートは、北海道庁と北海道上川郡下川町の助言を得て開発した、野生動物からの被害を未然に防ぐために目撃・痕跡情報をわかりやすく掲載したサービスです。住民・観光客などに向けて注意喚起をすることで、地域課題の解決に貢献しています。

そこで『アニマルアラート インサイト』では、定量分析、質的分析、地理的分析、対策の提言などを考察項目とし、今後の対策アクションを明確にすることで、地域住民の安全を守る、重要なツールとなります。

『アニマルアラート インサイト』考察項目※一部抜粋

  • 定量分析・・・活動時期・ピーク、危険な時間帯、気象などの関係
  • 質的分析・・・出没要因の特定、行動変容など
  • 地理的分析・・危険個所の特定、主要ホットスポットなど
  • 対策の提言・・次年度に向けての対策案を複数案提示

また、アニマルアラートとは別の出没マップサービスでも、データの内容次第では『アニマルアラート インサイト』が可能な場合があります。お気軽にお問い合わせください。

今後は、『アニマルアラート』を導入する自治体も広く募集し、道内だけではなく、道外にも導入を勧め、出没情報を提供するだけにとどまらない、実効性のある提言を進めてまいります。

知床半島に住むヒグマ

野生動物からの被害を未然に防ぐため、目撃・痕跡情報をわかりやすく掲載し、住民・観光客などに向けて注意喚起する『アニマルアラート』の導入を、自治体様向けに募集しています。
⇒『アニマルアラート』の詳細はこちら

ABOUT US
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アイ・セプトの社長
株式会社プロトクリエイティブ(現 株式会社プロトコーポレーション)で、雑誌やWebサイト、広告などをアートディレクターとしてプロデュース。のちに、お客様の一番近くで仕事をしたいと考え、営業職にジョブチェンジ。
転職先の株式会社ウェブ・ワークス(現 トランス・コスモス株式会社)では、新事業の草分けとしてプロジェクトマネージャーとなり、のちに東海圏と関西圏にある複数拠点をマネジメントするエリアマネージャーと、福岡・札幌圏のアドバイザーを担う。そのほか、人事制度の策定や事業再生にも従事。

2009年7月7日『株式会社アイ・セプト』を設立、代表取締役社長に就任。2019年には北海道上川郡下川町にオフィス、2024年には秋田県秋田市に秋田オフィスを開設し、地域課題の解決に向けて精力的に活動中。