映画館にドリンクバーは必要?

最近、一部のシネコンでドリンクバーを導入する動きが出てきているのをご存知でしょうか? 映画館といえば、大きな紙コップに入った一杯のドリンク、という常識が、少しずつ変わりつつあります。

しかし、この新しいサービスに対しては、歓迎の声だけでなく、映画館ならではの事情による複雑な反応も上がっています。今回は、全国的な導入傾向や導入に対する賛否両論について深掘りします。

映画館のドリンクバー、どんな仕組み?

写真はイメージです

最近話題になっている事例(109シネマズの新規店舗など)では、以下のようなスタイルが一般的です。

  • 価格設定: 400円〜500円程度(単品購入と大きく変わらない、あるいは少し高い設定)。
  • システム: 当日中はおかわり自由。専用のカップを受け取り、ロビーのディスペンサーで自分で注ぐセルフ形式。
  • 狙い: 映画鑑賞中だけでなく、上映開始前の待ち時間や、鑑賞後の余韻に浸る時間も含めて楽しんでもらう。

なぜ増えているのか?劇場側の導入メリット

映画館がドリンクバーを導入する背景には、主に運営の効率化があります。

  • 人手不足の解消: スタッフが一杯ずつドリンクを注ぐ手間が省けるため、回転率が上がり、少人数での運営が可能になります。
  • 顧客満足度の向上: 氷の量や炭酸の調整、種類のミックスなど、利用者が自分好みにカスタマイズできる点は、従来のカウンター渡しにはないメリットです。

ユーザーの反応は?賛否が分かれる理由

ネットニュースやSNSでの反応を調べてみると、意見は真っ二つに分かれているようです。その中心にあるのは、映画鑑賞における永遠の課題、トイレ問題です。

【否定派・慎重派の意見】

  • 「トイレが怖くておかわりできない」 これが最も多い意見です。上映中に席を立ちたくないから、むしろ水分摂取は控えているという層にとっては、飲み放題のメリットが享受しにくいのです。
  • 「上映中の出入りが気になる」 もし上映中におかわりに行く人が増えると、視界を遮られたり、足音が気になったりして集中できないという懸念もあります。多くの劇場では、持ち込みやすさや移動の配慮がされていますが、懸念は根強いようです。
  • 「1杯で十分」 2時間の映画で、Lサイズ相当のカップを何杯も飲むのは物理的に厳しいという声もあります。

【肯定派・歓迎派の意見】

  • 「待ち時間のコスパが良い」 早めに到着してロビーで1杯、入場時に満タンにしてもう1杯、と考えると、カフェに入るより安上がりでコスパが良いという意見です。
  • 「ハシゴ鑑賞(1日2本以上)に最適」 1日に複数の映画を観るヘビーユーザーにとっては、1回の購入で一日中飲み物が確保できるため、非常にありがたいシステムだと思います。
  • 「自分で調整できるのが楽」 氷なしなどを店員に伝える気まずさがなく、気楽に利用できる点が支持されています。

この先はどうなるの?

現状では、人件費削減(セルフレジ化)という時代の流れと、映画鑑賞のトイレ問題という生理的な限界がぶつかり合っている状態なのかな?と思います。

しかし、上映前後の時間をロビーでゆったり過ごすスタイルや、1日滞在型の映画ファンにとっては間違いなくプラスの要素ですよね。 今後は、トイレに行きやすい座席配置の工夫や上映の合間の休憩の導入(私は好まないですけど)など、ハード面での変化とセットで普及していくのかもしれません。

皆さんは、映画館のドリンクバー、利用してみたいですか?個人的には、上映前後のカフェ代わりとして使いたいですね。トイレ問題のことを考えると、心置きなく飲める上映後ですかね。

もし、こんなドリンクバーがあったら、頼んでしまいそう・・
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アイ・セプトの社長
株式会社プロトクリエイティブ(現 株式会社プロトコーポレーション)で、 各種メディアをアートディレクターとしてプロデュース。のちに、お客様の一番近くで仕事をしたいと考え、転職して営業職にジョブチェンジ。
株式会社ウェブ・ワークス(現 トランスコスモス株式会社)では、新事業の草分けとしてプロジェクトマネージャーとなり、のちに東海圏と関西圏のエリアマネージャー、福岡・札幌圏のアドバイザーを担う。そのほか、人事制度の策定や事業再生にも従事。

2009年7月7日『株式会社アイ・セプト』を設立、代表取締役社長に就任。2019年には北海道上川郡下川町にオフィス、2024年には秋田県秋田市に秋田オフィスを開設し、地域課題の解決に向けて精力的に活動中。
GUGA認定 生成AIパスポート 有資格者。
趣味はマラソン、釣り、ライブ観戦など。